今回、「中華菜 膳楽房」の榛澤知弥氏に紹介してもらったのは、「菜の花の自家製ベーコン炒め」。「当店らしい一品」と榛澤氏は話す。
「季節の野菜をふんだんに使うのが、この店の特徴の一つ。そして、あまり複雑に味を重ねたり、飾り立てたりするのは好きではないので、シンプルな料理が当店では定番です」(榛澤氏)
今回の、自家製ベーコンのみで風味づけする野菜炒めは、その典型だという。台湾風の干し肉をベーコンのように使った、肉の旨みを強く感じる仕立てとなっている。
Photo Haruko Amagata
中華菜 膳楽房 榛澤 知弥
Tomoya Hanzawa
1976年、東京都生まれ。大学卒業後、アルバイトをしていた阿佐ヶ谷の老舗居酒屋に就職。その後「龍口酒家 チャイナハウス」に入り、10年間働く。2013年に独立し、「中華菜 膳楽房」をオープン。
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