ファロ 加藤 峰子 里山の自然を表現した一 品

Loading

モダンかつ創造性のあるイタリア料理で、高い評価と人気を獲得している「ファロ」。サステナブルに向けた取り組みを多彩、多層に実践しているレストランだ。

料理を通して自然の多様性の貴重さを伝えることもあるファロ。今回は、シェフパティシエの加藤峰子による、里山の自然を表現したデザート「花のタルト」をご紹介する。

ファロ加藤氏のスペシャリテ・花のタルト

花のタルトは加藤氏のスペシャリテ。土台は、黒文字など和の風味を練り込んだ生地。ヴィーガンのクリームチーズをのせ、風味と色彩のバランスのとれたハーブと花を約40種類飾る。発想の出発点はイタリアの食後酒「アマーロ」。清涼感があり、消化促進の効果もあるこの薬草入りリキュールと同様、このタルトを食べると胃が浄化されたように感じる。

加藤 峰子

ファロ 加藤 峰子

Mineko Kato
東京都生まれ。中学は英国、高校と大学はイタリアで過ごす。『ヴォーグ イタリア』誌で働いたのち、製菓の世界に入る。「イル ルオゴディ アイモ エ ナディア」「イル・マルケジーノ」「マンダリンオリエンタルミラノ」、「オステリア・フランチェスカーナ」などの名店の数々で、約10年間にわたり経験を重ねる。18年より現職。
このシェフについて